2024/06/10
いままでは気にならなかったのに、加齢とともに気になりはじめる、顔のくすみ、たるみ。
メイクアップするだけでは、トラブルはなかなか隠しきれません。
顔のエイジングケアのためには、定期的なエステのフェイシャルトリートメントや毎日の自宅でのスキンケア、自力で顔の表情筋を鍛えることも大切です。
ノーメイクでもマイナス5歳若返って見える、さわやかな表情を手に入れてみませんか?
顔のたるみの原因とその対策法についてご紹介しましょう。
顔のたるみの3大原因とは
顔のたるみはどうして起きてしまうのでしょうか?
まずは、その要因を検証してみましょう。
肌の真皮内のコラーゲンやエラスチンが減少
ひとつめの要因は、美しい肌のために重要な要素となる真皮内のコラーゲンやエラスチンが減少、劣化することです。
とくに、真皮組織の70%を占める肌の弾力を保っているコラーゲンは、肌のハリに大きな影響を与えます。
加齢が進むと、積み重なったさまざまな外敵要因も合わさり、肌の組織内でコラーゲンやエラスチンが生成されにくくなってしまいます。
肌の皮下脂肪
次に考えられるのが、肌の皮下脂肪の増殖です。
顔以外のパーツにおいても、同じことが起きています。
皮下脂肪が増えると、加齢とともに重力の影響で下方向へ垂れてしまいます。
顔だけでなく、胸やお尻なども同様です。
表情筋の筋力低下
そして、加齢に伴った顔の筋肉も衰えも原因のひとつ。
顔の表情筋は、脚や腕などと違って、骨ではなく顔の皮膚に直接ついています。
そのため、表情筋の筋力低下とともに皮膚や皮下脂肪を支えきれなくなり、たるみの原因となってしまうのです。
表情筋と真皮層を整えよう
顔のたるみは、毎日の生活習慣も重要です。
顔の筋肉は、さまざまな表情をつくっている表情筋と、食べ物をかむ筋肉に分けられますが、日常生活では、それぞれ違った動きをしています。
ここで気をつけなければいけないのが「表情筋」。
まずは、自分の表情を常に意識することから始めましょう。
口角を下げて「への字口」にしていたり、眉間にシワを寄せたり、しかめ面ばかりしていたりすると、日々の表情の積み重ねで表情筋が固まってしまい、顔つきは老けていく一方です。
表情筋には、本来100種類以上の表情をつくる機能があるといわれています。
自宅で鏡を見ながら、感情を表現する多くの表情をつくる練習を継続してみましょう。
できるかぎり顔のたるみやむくみが気になる部分に集中して表情をつくっていくうちに、表情筋の働きが活発になっていきます。
また、もっと簡単にできる方法もあります。
それは、どんなときも口角を上げて「笑顔」をつくることです。
自然と頬の筋肉も上がり、二重あごやたるみ対策になります。
毎日5分、顔のエイジングケア体操
顔のエイジングケア体操は、一回5分でも、できるかぎり毎日行いましょう。
無理をせずに続けられる方法を見つけて、楽しみながら続けることも大切です。
外出先でも、仕事場でも、空いた時間に簡単に
会社のトイレで、簡単にできる体操もあります。
それは、「あ、え、い、う、え、お、あ、お」と口を思いっきり大きく開けるだけの方法。
「う」のときは思いっきり口を尖らせてください。
また、ほうれい線予防が期待できる舌を使った体操もあります。
舌を頬の裏側から歯の表面にかけて、上から下へと回転しながら、何度もなぞって回転させます。
同時に眼球を動かすことで、目の周囲の筋肉を鍛え、まぶたのたるみや目尻のシワ防止にも働きかけていきます。
また、モデルさんや女優さんのなかには、仕事の合間に耳の周辺をマッサージする人も多いようです。
耳の周辺にはリンパ線がたくさん通っているため、小顔効果も期待されます。
クリームやゲルを使ったマッサージ体操
自宅でのエイジングケア体操は、お風呂の中やお風呂上がりがおすすめです。
クリームやローションをたっぷりつけて、肌のすべりをよくしてから行ってください。
顔に溜まった老廃物の排出を促すために、マッサージは首から行います。
首すじのリンパを指で少し痛いくらいに押しながら、上から下へすべらせます。
そのあと、アゴから耳のフェイスライン、口角から耳へ放射線状にマッサージしていきます。
リンパの流れに沿って行うことが、マッサージのポイントです。
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